SAMMY’s blog

好きなものこそが人生を彩る!

スーパーマンみたいな人

仕事で関わった人の中で

スーパーマンみたいだと思っている人が3人。

そのうちのひとり、

今一番近くで仕事ぶりを見ることのできるスーパーマン

まもなく退職。

今日はその送別会。

 

その人の新卒から今までの経歴を一通り聞いた。

新卒で入った会社は海外製のブレーキの卸し。

サーキットでブレーキ使ってもらって

レーサーに使用感をひたすらヒアリング。

興味がなかったから半年で退職し

システム会社へ。

システム会社での初日は納品前日の現場。

システムへの投資に勢いがあったその頃は

売れるから作る

作れば売れる

そんな世界。

ただし、納品物の品質はガタガタで

テストも半端、エビデンスもない。

次に行った現場ではお客さんのやりたい内容と

上から降りて来る仕様がまるで違う。

これ、なんかおかしいんじゃないかと思い続け

さらに次の現場では発展途上のパッケージ開発。

おかしいんじゃないか

って思ってたことを、自分のやり方でやっていっていい職場だった。

お客さんのやりたいことをよく聞いて

それを実現するための仕組みを考え

作ったら業務にそくしたテストを考え

テストを網羅できるようにテストケースを作る…

こうやったらいいのでは、を形にしたら上手くいった。

それで自信をつけてどんどん成長。

次はマネジメントをしたい、と課長のポジションを。

 

何より大事なのはコミュニケーション、

と彼は言う。

同じ言葉を今まで幾度となく聞いてきたけど

彼ほどの説得力は感じなかった。

その人は本当によく人に話しかける。

友達のように、親戚のおじさんのように、すごく気軽に。

コミュニケーションを取るといろんなことを学べる、という。

この人がどういう人なのか

どんな考え方なのか

どういう話し方をするのか

日頃コミュニケーションを取っていると

何かあった時話しかけやすい。

 

そして、

彼の仕事の在り方は

いかに楽しく仕事をするか

というところによる。

どうせやんなきゃならないなら

どうやったら楽しくなるか

ギスギスしない、いい雰囲気でやれるか

そんなふうに考えているという。

 

仕事が楽しくなかったことがない

そう言い切る彼は輝くスーパーマンすぎて

眩しい。

楽しく仕事ができるように

建設的な思考と行動力と

朗らかなコミュニケーションで

人の心をも軽くして

働いてきたのだなー

私も幾度となく救ってもらった。

残業していると

なんか困ってる?

と、自分が帰る前に必ず声をかけてくれる。

1人で残業は寂しいじゃん

と笑いながら、一緒に考えてくれたりする。

誰かのピンチを拾って

手の空く人を集めてきて

人海戦術で解決、なんてこともよくあった。

我らチームのことを

仕事はできる人が多いけど

コミュニケーション取れない人が多い

と彼は評した。

そりゃあ彼のようなコミュ力を全員が持ち合わせていたら

きっとハッピーな職場だ。

誰もが楽しく仕事をすることを考えるから

無駄が出にくいし

行き詰まってる人に手を差し伸べるから

ひとりで悶々とする人が出ないし

雰囲気がいいだろうな。

 

胸張って

仕事楽しいって言えないの

情けないし、悔しい。

自分のやりたいことなんだろう

とか考えて鬱々しちゃうけど、

未来を作るのはそういうことじゃないかもな。

目の前の世界を理想に近づけていくと

おのずとやりたいこととか自分の使命的なものに

出会えるのかもな。

私も少しはスーパーマンになりたい。