SAMMY’s blog

好きなものこそが人生を彩る!

昔の家を思い出して遊ぶ

生まれてから今までに

6回引越しをしている。

そのうち2回は父母と。

4回は1人で。

 

それぞれの家の詳細を思い出そうとすると

Googleマップを辿るように頭の中で

私が歩みを進める。

 

それぞれの家の各部屋にたどり着くと

なんでもない日常が見える。

カレンダーの書き込み

近づきすぎて火傷したストーブ

母のアクセサリーケース

私の物置になっていたエメラルド色のソファ

ハムスターのお墓

庭のかりんの木

窓辺に並んだガラス細工の動物

 

あれ、この壁何色だったっけ?

ここに何か置いてあったような

そういう曖昧なところもある。

10年以上住んでても思い出せないところもある。

 

家族で住んでいた家の場合は

家族の姿まで見える。

おばあちゃんがさやえんどうの筋を取っていたり

お母さんが出迎えてくれたり

おじいちゃんが筋トレしていたり

お父さんが歯磨きしていたり

 

お父さんの車の音、ギターの音

お母さんの鼻歌

おばあちゃんがお花を切る音

おじいちゃんの碁を打つ音

 

自分の記憶力の逞しさにたじろぐ程

いろんなことを思い出せる。

 

ただし、

1人で住んでいた部屋は

風景以外の思い出があまりない。

人を呼んだこともあったけど

あんまり思い出せない。

 

日常がこんなに

自分の記憶に刻まれているとは思わなかった。

多分特別なことじゃなくて

日常的なことが

人を、というか私を作っているんだな。