見栄っ張り
見栄っ張りである。
ドジなとこは見られたくないし
なるべく綺麗に見られたいし
頭悪いと思われたくない。
かたはらいたい感覚がこの上なく嫌いだし
注意されたり指摘されたり
自分のダメなところを突きつけられると
ぷいっと逃げたくなる。
本当の私はそんなんじゃない。
全部分かってたけど
タイミングが、、、
あの人がああ言ったから、、、
そんな風に考えたくなってしまう。
言われたことを受け入れたくなくて
受け入れるほどの器がなくて
適当に誰かに吐き出したり
ツイッターやブログに吐き出したりしてきた。
でも、
そういう態度こそ見苦しいな
って思った。
もう一人の自分が見てると思って
本当にかっこいい言動を目指す。
クッキングレベルが低い
彼作パエリア。
私のクッキングレベルの遥か上を行く彼は
クッキングレベル小学生並みの私の料理の
残念な点に気づくことも多い。
ブリしゃぶの準備をしていて
深谷ねぎを普通の鍋に入れるみたいに
ななめに切って煮た。
野菜も一緒に煮た。
あとはブリだけしゃぶしゃぶすればよいように。
でも彼は
ねぎは長く切って欲しかった。
野菜もしゃぶしゃぶしたかった。
そうなのか、美味しいねぎは長く切るのか
野菜もしゃぶしゃぶするのか。
料理について知らないことが多すぎる。
お店とかで見ない?
と彼は言ったけど、
多分目の付け所が私とは全然違う。
私が見てるのは
お店の内装とお皿とあとは味と雰囲気。
野菜の切り方まで見ない。
どんな調味料が入っているのかも考えない。
これはまさに
興味の有無の違いだなあ
と思う。
あの日誰がどんな服を着ていた
ということは覚えていても
あの店のあの料理はこんなものが入っていた
というのは記憶に残りにくい。
翌日の月曜、
お休みだった彼は合羽橋でコンロを買って
とりしゃぶを用意して
私の帰りを待ってくれていた。
ねぎの切り方の正解も見ることができた。
帰ってご飯が用意されてるのは
とっても嬉しかった。
料理は彼が作る方が断然美味しいけどせめて
帰ったら自分のために作られたご飯がある
という嬉しさだけでも提供したい。
美味しい名古屋
土日は名古屋へ行ってきた。
友人の結婚式に出席する彼と一緒に小旅行。
つくなり味噌煮込みうどん。
◆山本屋本店 広小路伏見店
https://s.tabelog.com/aichi/A2301/A230102/23035990/
麺は固め。
ふやけることを見越した計算かな。
名古屋城までの道をテクテク。
とても小さく写っているのだけれど
石垣の上でカラスが水浴びしていた。
ごろん、と仰向けになって。
可愛いことこの上なし。
名古屋城は屋根の色が綺麗。
翡翠のような。
夜はひつまぶし。
店員さんの接客がとてもよかった。
親しみやすくてあったかい。
ちゃきちゃきしていてなんだか楽しい。
皆様食事を楽しんでらっしゃった。
そんな中では
写真を撮るのが憚られた。
スマホじゃなくて
本当のカメラしか使いたくないようなお店。
肝吸いも美味しかったな。
◆一富士
https://s.tabelog.com/aichi/A2301/A230102/23001228/
そしてナナちゃん見物。
チャンピオンズカップ柄のワンピース着てた。
手元に残っているのは
名古屋城のてっぺんで買った
金鯱のマグネットだけ。
とても美味しい旅だった。
満たしたら次
なんでこうなるの、と
不満なこともある。
それを打破できない自分が嫌だったり。
わたし
こんな人になりたかったなあ
と、
羨ましがるばかりの自分が嫌だったり。
湯を沸かすほどの熱い愛
を読んで
電車の中で涙を落とすほどぐっときたけど
それでもわたしは
わたしのことがとても大事で
利己的で
見栄っ張り。
自分が満たされて初めて
誰かに優しくできる。
だったらさっさと
自分を満たそう。
そうしよう。
夜
私は
早寝の彼が大好きだけど
会社の飲みから遅く帰った夜
オリオン座が綺麗に見える夜は
ちょっとだけ
起きていてくれたら
嬉しいな
って思います。